2017年10月17日(火)
19時00分~21時00分
(質疑応答含む)
BM
2017年10月17日(火) 開催
~あるべき理想のGM像から考える日本サッカービジネスの現状と未来~
唐井 直FC町田ゼルビア GM
山崎 卓也Field-R法律事務所 弁護士
成功しているチームには本物のジェネラルマネージャー(GM)がいる。しかし、GMの真の役割とは何なのか、何が理想のGM像かについて語られることは意外と少ない。
日本では「強化部長」と呼ばれることも多いこの役割は、クラブの将来ビジョンをふまえた監督、選手等の編成、育成を中心に、オーナー・スポンサー、現場、エージェント、ファン等からの様々なプレッシャーを受けながら、多様な範囲にわたる意思決定を迅速に行わなければならない重責を負っているが、一部の成果を出したクラブのサクセスストーリーを除いて、その現状、苦労、課題が語られることも少ない。
そのような現状をふまえて、本講では、1999年にFIFAエージェントライセンスを取得して以降、2015年に至るまで数多くのプロサッカー選手の代理人業務に従事し、現在は、FIFA紛争解決室仲裁人、国際サッカー選手会(FIFPro)アジア支部代表の立場からサッカー界に携わる、SBA理事山崎卓也が、代理人「現役時代」に何度も「対戦」し、人間的にも尊敬する唐井直・町田ゼルビアGMから、Jリーグ黎明期以降、大中小さまざまな規模のサッカークラブのGMを歴任し、自ら公認会計士の資格も有する稀有な存在ならではの豊富な経験をふまえた、GMの仕事の現状と課題についてお伺いするとともに、代理人として経験した様々なGMとの出会いから見えた各クラブのビジョン、資本構造等の類型的特色や、人間関係力、リーダーシップ論などもふまえて、唐井GMと、過去の交渉の「感想戦」も交えながら、理想のGMとは何かについて考える。
そして、そうした理想のGM論をふまえて、Jリーグが25年を迎えようとする今、GMは日本サッカー界のために何ができるか、そして日本プロサッカービジネスの未来はどうあるべきなのかを、公認会計士ならではの客観的視点と、国際的視点を織り交ぜながら考える。
1.GMの仕事の現状と課題
・GMとは何か~強化部長、総監督、統括本部長、テクニカルディレクター、、、何が違うのか?
・その権限・職務の本質と範囲とは?~ビジョンを作り、権限を持てる環境か、それとも単なる交渉窓口か。
・GMにもとめられる能力とは?
・選手獲得をめぐる攻防の実態~GMはどんな制約条件の中で、選手の獲得に向けた交渉を行っているのか。
・「生モノ」を扱うGM~監督と選手の衝突、選手の私生活上の問題、チーム低迷、、、様々な場合のGMの役割
・GMは何を持って採用され、何を持って解任されるのか、いいGMの基準とは?「GMが移籍」する場合とは?
2.日本のプロサッカービジネスの現状と未来~理想のGM論とGMが日本サッカーの将来のためにできること
・公開経営情報から読み解くJリーグクラブの現状~リスクを取りに行くのか、失敗しないように努めるのか
・DAZNマネー、アジア戦略、選手の海外移籍志向、、、現代JリーグクラブGMに必要とされる将来ビジョンとは?
・日本のクラブが世界に誇れる特徴とは何か、そして今、さらなる発展のために求められることとは?
■講義時間について
講義(90分)後、質疑応答の時間を設けております。
※終了時間が延長となる場合がございます。予めご了承ください。
■懇親会について
講義終了後は懇親会(希望者のみ)も予定されております。
・会場の都合で先着20名とさせていただきますのでお早めにお申し込みください。(懇親会会費:3,000円)
・懇親会への参加希望の方は、申し込みフォームにて懇親会の項目の「参加」にチェックしお申し込み下さい。
・懇親会をキャンセルされる場合、7日前よりキャンセル料として全額を申し受けます。会場予約の都合上、何卒ご了承ください。
現職:
FC町田ゼルビア GM
主な経歴:
早稲田大学政経学部卒
公認会計士(青山監査法人(現PwCあらた監査法人)
86年YSCC創立
94年より清水エスパルス、ヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)、ジェフ市原千葉の強化担当、GM、取締役兼GM等歴任。
その間、齊藤俊秀、森岡隆三、戸田和幸、三都主アレッサンドロ等獲得、市川大祐(最年少日本代表)をアカデミー出身初のプロ選手として契約。中澤佑二、森本貴幸(Jリーグ最年少出場、最年少ゴール)新人王受賞時に関わる。
また、マッサーロ、エジムンド、エムボマ、ワシントン等の外国人選手獲得、オジー・アルデイレス(Jリーグ最優秀監督)、ステイーブ・ペリマン(Jリーグ最優秀監督)、アマル・オシム、ランコ・ポポヴィッチ等多くの外国人指導者と仕事をし現在も親交を深めている。
現職:
一般社団法人スポーツビジネスアカデミー理事
Field-R法律事務所 弁護士
スポーツ仲裁裁判所(CAS)仲裁人
国際プロサッカー選手会(FIFPro)アジア支部代表
世界選手会(World Players)理事
主な経歴:
1997年弁護士登録後、スポーツ、エンターテインメント業界に関する法務を主な取扱分野として活動。選手、競技団体、クラブなどを代理したさまざまな国内外の契約交渉、ルール作りに従事。現在、スポーツ仲裁裁判所(CAS)仲裁人 、国際プロサッカー選手会(FIFPro)アジア支部代表、世界選手会(World Players)理事、日本スポーツ法学会理事、英国スポーツ法サイト "LawInSport" 編集委員、フランススポーツ法サイト "droitdusport.com" 発行 "Football Legal" 学術委員などを務める。
主な著書に、"Sports Law in Japan"(Kluwer Law International)、「エンターテインメント法」(学陽書房。「プロスポーツ」担当)、「スポーツガバナンス実践ガイドブック」(民事法研究会・共著)、「トップスポーツビジネスの最前線――スポーツライティングから放映権ビジネスまで」(共著、講談社)など。
http://www.field-r.com/people/
プロフィール:
スポーツ、エンターテインメント業界に関する法務を主な取扱分野として活動。選手、競技団体、クラブなどを代理したさまざまな国内外の契約交渉、ルール作りに従事。
2017年10月17日(火)
19時00分~21時00分
(質疑応答含む)
会場:HSB鐵砲洲(八丁堀)
住所:東京都中央区湊1丁目1−12
※正確な位置が表示されない場合がございます。
※地図アプリでみる場合は必ず「東京都中央区湊1丁目1−12」で検索してください
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