BM

2018年10月10日(水) 開催

21世紀型スポーツビジネスと、東京五輪の「今」

〜スポーツの価値を理解し、五輪の価値を最大化するために必要な視点〜

鈴木 友也トランスインサイト株式会社 代表

山崎 卓也Field-R法律事務所 弁護士

近年、オリンピックでは立候補都市の間で撤退の動きが止まらない。2024年の夏季大会での最終立候補都市として残ったパリとロサンゼルスがそれぞれ24年と28年の開催権を無競争で分配される異例の事態になった。26年冬季五輪の招致を検討していた札幌市も、市民の招致熱が高まらずに撤退を決めたのは記憶に新しいところだ。84年のロス五輪で確立されたと言われる近代スポーツイベントのビジネスモデルは、その役割を終えようとしている。

21世紀型スポーツビジネスにおける本質的価値は、20世紀型モデルの代表的価値だった露出効果から、社会資本創出効果へとシフトしてきている。IOC、FIFA、UEFA、コモンウェルスゲームズ連盟など、大規模な国際競技団体は、持続可能な社会への貢献(サステナビリティ)や人権尊重といったSocial goodへの貢献を主な価値として掲げるようになり、メガ・スポーツイベントは、単なる広告媒体から、新たな社会資本創出のためのプラットフォーム媒体へと変化してきている。

そのような中で、東京五輪もそうした真のSocial goodのための様々な試みを行っているが、こうした動きを実効化するためには、スポンサーをはじめとするスポーツビジネス関係者自身が「露出よりもSocial good」という点を意識し、かつ、その効果を常に検証する視点を持つ必要がある。

例えば、2003年から毎年開催されている「ホームレスワールドカップ」の2017年大会は、開催費用の8.62倍の社会資本創出に成功したと言われているが、過去最高の開催費用となることがほぼ確実視される東京五輪が、「8.62倍」を超える社会資本を創出できるのか、それとも、従来型の「露出効果」「経済効果」中心の大会から脱皮できずに終わるのか、開催まで2年を切った今、具体的な「レガシー」の価値について検証する必要が高まっている。

そしてまさにその視点を持つか否かが、とかく批判の多いアンブッシュマーケティング規制やルール40など「露出効果」中心時代の制度への取り組み方や、ボランティアの位置づけなど様々な問題への対応に大きな影響を与えることになる。

本講では、現代型スポンサーシップのあり方に精通する鈴木友也氏と、東京五輪の持続可能性に配慮した調達コードに基づく通報受付窓口に係る助言委員や、同組織委員会人権労働・参加協働WG委員などの立場からスポーツとSocial goodに携わる山崎卓也氏のSBA理事2名が、国家GDPの増加が必ずしも人々を幸せにしない21世紀におけるスポーツビジネスという観点から、世界のスポーツ最前線で起こる変化の兆しや東京五輪を真の成功モデルとするために必要な視点と、今後2年の間にスポーツビジネス関係者がとるべき行動について考える。

■終了後、会場にて交流会を予定しております(参加者無料/21:50終了)
ドリンクをご用意しておりますので、是非ご参加ください。

※運営の都合上、予定終了時間を超える場合がございます。予めご了承ください。

SPEAKER PROFILEスピーカープロフィール

鈴木 友也

鈴木 友也トランスインサイト株式会社 代表

現職:

トランスインサイト株式会社(NY法人)代表
スポーツビジネスアカデミー(SBA)理事

主な経歴:

ニューヨークに拠点を置くスポーツマーケティング会社、「トランスインサイト」代表。1973年東京都生まれ。一橋大学法学部卒、アンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア)を経て、米マサチューセッツ州立大学アムハースト校スポーツ経営大学院に留学(スポーツ経営学修士)。日本のスポーツ関連組織、民間企業、メディア、教育機関などに対してコンサルティング活動を展開。主な著書に「ヤンキースのユニフォームにはなぜ選手の名前がないのか?」(日経BP社)、「勝負は試合の前についている ~米国スポーツビジネス流顧客志向7つの戦略」(日経BP社)、訳書に「60億を投資できるMLBのからくり」(ベースボール・マガジン社)などがある。
高校まで野球、大学ではアメリカンフットボールをプレー。2008年にNYで日本人によるフラッグフットボールチーム「侍ジャイアンツ」を設立し、現地リーグに参戦してアメリカ人相手に闘志を燃やす。

山崎 卓也

山崎 卓也Field-R法律事務所 弁護士

現職:

Field-R法律事務所 弁護士
FIFA紛争解決室仲裁人
国際プロサッカー選手会(FIFPro)アジア支部代表
日本プロ野球選手会運営委員
スポーツビジネスアカデミー(SBA)理事

主な経歴:

1997年弁護士登録後、スポーツ、エンターテインメント業界に関する法務を主な取扱分野として活動。選手、競技団体、クラブなどを代理したさまざまな国内外の契約交渉、ルール作りに従事。現在、FIFA紛争解決室仲裁人、国際プロサッカー選手会(FIFPro)アジア支部代表、日本プロ野球選手会運営委員、日本スポーツ法学会理事、英国スポーツ法サイト "LawInSport" 編集委員、フランススポーツ法サイト "droitdusport.com" 発行 "Football Legal" 学術委員などを務める。

主な著書に、"Sports Law in Japan"(Kluwer Law International)、「エンターテインメント法」(学陽書房。「プロスポーツ」担当)、「スポーツガバナンス実践ガイドブック」(民事法研究会・共著)、「トップスポーツビジネスの最前線――スポーツライティングから放映権ビジネスまで」(共著、講談社)など。

http://www.field-r.com/people/

2018年10月10日(水)

19時00分~20時50分

(質疑応答含む)

  • OPEN:18時30分
  • 講演:19時00分~20時50分(質疑応答含む)
  • 懇親会あり(先着80名 ※予定)
  • 料金:5,400円(税込)
  • 講師:鈴木 友也 山崎 卓也 
  • 主催:一般社団法人スポーツビジネスアカデミー

会場:HSB鐵砲洲(八丁堀)

住所:東京都中央区湊1-1-12 HSB鐵砲洲

※正確な位置が表示されない場合がございます。

※地図アプリでみる場合は必ず「東京都中央区湊1-1-12 HSB鐵砲洲」で検索してください

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